こんにちは、斎東亮完（さいとうりょうかん）です。
今回のメール講座のテーマは、
『 答えは「自分の中」にはない。「誰かとの間」に出現する。』
です。
「答えは、自分の中にすべてある」
とおっしゃる方は多いですが、私の考えは少し違っています。
「自分の中だけを探していても答えは見つからない。
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誰かとの間に答えがある。答えが出現する。」
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というのが、私が至った確信です。
確かに、自分の中にリソースや種はありますので、
その意味することには、私も同感することは多いです。
しかし、それだけでは、
過去の延長線上を超えられないですし、
想定外の奇跡は起こらないです。
自分の中だけを見ていたら、
自分の枠の中に納まっていたら、
往々にして、自己満足や身内ウケで終わったり、
平均領域を越えない結果に終わります。
これは多くの事業主の相談にのったり、
日本や世界でトップクラスのリーダー達や、
世間的評価を超えた、本物・達人の師から学んで来た結論です。
私は、
今まで色んな方のビジネスプロデュース・ブランドプロデュースに
携わって来きました。
プロデュースをするにあたって
その方の過去の棚卸しをすることはとても重要です。
どういう才能があるのか。
強みがあるのか。
これらはすごく重要な要素なのですが
その人だけを見ていては
過去の延長線上とは異なる、
未来を切り開くことは出来ません。
創業、第二創業、新商品開発で
大成功することはありません。
その人の中だけを見ていても
答えは見つからないのです。
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では、
どうやったら見つかるのかというと
「自分以外の誰か」
に情熱を注いだときに
「答え」は出現するのです。
言い換えれば、
誰か（顧客）の幸せや喜びに、貢献しようとした時に
誰か（顧客）への愛や知恵を奉じたときに
新たな道、答えが出現します。
これが、新商品開発の秘訣でもあります。
これが、創業や第二創業に成功する秘訣でもあります。
私の塾やセミナーでよく言うことですが、
ビジネスプロデュース・ブランドプロデュースの
最重要の鍵というのは、
ミッション、ビジョンといった「何のため」や「目的」でもなく、
どうやってやるのかといった「方法論」でもなく、
「誰のために」を考えることが最重要の鍵となります。
才能が花開く、
過去の延長戦上にない道を切り開く
鍵となります。
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この事実は、自然界に例えると
いとも容易く理解することができます。
種がどのような花を咲かせるのか、
あるいはどのような木に育つのかといったことは
その種だけを見えていても分かりません。
黒色や茶色といった種の色だけを
一生懸命見ても
それが赤い花になるのか
大木になるのかはさっぱりわかりません。
スイカの種を見ても
真っ赤になるとは全く思えないと思います。
ひまわりの種をみていても
あのシマシマ模様の種が
真っ黄色い花を咲かせるとは全く思えないと思います。
つまり、その種自体を分析しても分からないのです。
そして、
分からないばかりか
その種だけで芽が出ることはありません。
花が咲くことはありません。
では、
どうやったら芽が出るのか、
花が咲くのかというと、
「自分以外の外界の刺激に触れること」
なのです。
種は、外界の刺激に触れることによってのみ
芽が出て、花が咲き、果実が実るんです。
つまり、
命を運ぶ水、肥えた土、エネルギーと熱をもたらす光といった
外界の刺激と触れて、そのご縁によって
初めて種が花開くのです。
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人も全く同じです。
人の才能は、
事業のイノベーションは、
新商品開発のアイデアは、
外界の刺激と触れ合ったときに初めて花開くのです。
ですから、答えは
自分の過去を棚卸をしていくだけでは見つかりません。
自分の大好きなことを追求するだけでは見つかりません。
ワクワクの源泉を小さい頃、幼い頃に
さかのぼって探すことだけで見つかるものでもありません。
では、
それはどうすればいいのか。
最重要の鍵
集中すべきポイント
は他に存在します。
それは
「魂のスイッチが入る顧客が誰か」
を発見することなのです。
そして、
その人に自分が持てるリソース、情熱、愛や知恵といった
自身が持てるものすべてを注いだとき、捧げたときに
新たな道が出現する、未来が出現する
答えが出現する
ということなのです。
「誰かとの間」に生じたエネルギーに、
インスピレーション（未来）が宿るということです。
もし、今 人生において事業において
混迷期を迎えているとしたら
出口の見えないトンネルにいると感じているとしたら
大切な人は誰なのか
魂のスイッチが入る顧客は誰なのか
を、まず、一人でもいいので書き出してみて下さい。
その人（企業や組織）の名前を。具体的に書き出してみて下さい。
そして、その誰か（顧客）の幸せや喜びに貢献しようとした時に、
新たな道が出現します。
あなたの今に、役立てば幸いです。